パスポートガイドブック
エレガントな20代に人気の遊び場基本AtoZ紹介!
「飛行機恐怖症」の人は、巡航中の機内でも気持ちの休まることがないそうだ。まず、気がかりなのは、ひっきりなしにホーンと鳴るサインの音。なぜ、あんなにしょっちゅう鳴るのか、と思われるだろう。シートベルト着用のサインが点灯するときと消えるときのほか、乗客が乗務員を呼び出すときにも鳴る。また、離れた場所にいる乗務員どうしが連絡をとり合うときにも鳴る。あまりにも頻繁に鳴るので、サインの音を聞くたびにピクピクしていては落ち着かないだろう。サインの音など、気にしないにかぎる。飛行機恐怖症の人が2番目に気にかけるのは、客室乗務員の態度や表情だ。乗務員が通路を小走りに通りすぎると「何かのトラブルが起こったのではないか」と勘繰り、笑顔が真顔に変わったりすると「不測の事態が起こったことを乗客に悟られまいと緊張しているのではないか」と深読みしたりする。ばかげているとは承知していながら、万一のことを想像すると疑心暗鬼にならざるをえないという人の気持ちもわからないではない。しかし、こんな人が、談話していた乗務員から「ちょっと失礼」といきなり会話を中断され、そっぽを向かれたら、不安が頂点に達してしまうかもしれない。