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経済システムとしてみれば、日本を中心にNIES、ASEAN諸国の経済関係が拡大し、同地域の経済の連携が深まったともいえます。そして、このアジア地域に活力を注入している国が、日本なのです。同時にもう一つの主役、アメリカの役割も非常に大きいものがありました。というのも、輸出力の高まるNIESの製品の供給先となったのはまずアメリカだったからです。当時のアメリカはレーガン政権が財政支出を拡大する政策を採ったため需要が拡大、NIESの製品の受け入れ先となりました。一般に技術も資本も不足する発展途上国の経済が離陸するには、途上国に資本と技術を豊富に注入する「資本財供給国」と、国内生産から切り替わった輸出製品の「消費財輸入国」の2つの存在が必要です。アジアの発展には、資本財供給国に日本が、消費財輸入国にアメリカという世界経済の舞台では最高の役者がそろっていたことが大きな要因です。